中国編 1日目 出国＆大連

自宅→空港

 いよいよ出発当日の朝です．

前日（金曜日）の飲み会のお酒が抜けてない気もしますが，高速バスで行くのでノープロブレム．

セントレアまでは車でもいけるのですが，駐車料金が1日当たり1500円かかること，高速代やガソリン代もかかることを考えると，高速バス（や電車）がお得ですね～…

…

で，もう起きた時には空港についています．

ぼくはなぜかゴールドカードを持っているので，カードラウンジに入ります．

カードラウンジではお菓子類とドリンクが食べ飲み放題です．

お酒は一番搾りとシードルがありました．

また酒を飲んだかって？

まさか！朝から飲酒するわけないじゃないですか．

ラウンジでは，ほろ酔い気分で手荷物を預け荷物を整理したり，今晩の宿泊地である大連の観光情報や晩飯を調べたりして，くつろぎました．

航空会社のラウンジよりはもちろんショボイし人も多いですが，カネもプライドもないので十分です．

あとはチェックイン，保安検査，出国審査をスルスルっとパスし，免税品のブランド物をギョロギョロっと眺め（眺めるだけ），機内へ．

あ，その前に！

しばらくウォシュレット付きのトイレはお目にかかれないので，しっかりお手洗いをすませます．

機内

 行きは中国南方航空のエアバス機です．

機材は古いです．

個人用のエンターテインメントシステムはないです．

ですがそんなの関係ありません．

座席は当然窓側をチョイス．

窓からの景色が最高のエンターテインメントなのです．

旅の玄人は通路側を選ぶなどと言われますが，ぼくは一生窓側を選び続けるでしょう．

機内食も特にまずくて食べられないものもなく，満足です．

中国南方航空は安いけれどもLCC（low-cost carrier，格安航空，航空券は安いが機内食やドリンクが有料）ではないので，ビールを頼むと無料で青島ビールが出てくるんだなぁ．

無料で青島ビールが出てくるんだなぁ．

無料でビール

空港→大連市内

 到着して機内からボーディングブリッジに出た瞬間の，現地の空気を感じる瞬間，けっこう好きです．（笑）

南国に行ったときは，南国の暑さと湿気を感じ，韓国ではキムチのようなにおいがしました．

今回，中国では…

肉を水で煮たようなにおいがしました．（笑）

早速，SIMカードを入れ替えます．

SIMカードスロットを空けるピンは付属していなかったので，荷物にもならないし持っていくのが無難ですね．

ぼくは知らなかったので，空港でWi-Fiルーターを扱っているカウンターで借りました．

ぼく「これ開けるピンある？」

ニーチャン「」ﾕﾋﾞｻｼｰ

ぼく「それだ．謝謝」

ニーチャン「」机ﾉ隅ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ（隅ﾃﾞﾔﾚﾖ）

開けるのなんて2，3秒だし，他に（周囲にすら）客一人もいないのに…

早速中国の洗礼を受けます．

SIMカード自体は，パッケージに設定方法も全部書いてあるので，簡単に開通できました．

さて，市内行きのバスに乗るのには現金が必要なので，空港内のATMでVisaデビット（ネットで調べたらこれが一番レートいい）からお金を引き出そうとしたら…

つ　か　え　な　い

仕方なく日本円（1万円）を両替しようとしたら…

２　２　０　元

（2018年3月現在，1元＝約17円）

？？？？ｗｗW?wwW?WｗW??w???

いや～さすがに…

4割以下じゃない…

絶望しかない中，グーグルマップで徒歩10分くらいのところに中国建設銀行のATMを見つけたので，藁にも縋る思いで行ってみると…

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!

カ，カネェェエエエエエグヘヘ

すぐに確認のメールもくるので安心です．

レートもほぼ1元＝17円でした．

使えるATMの場所はここです．

一人あたり2元もあればバスで市内に行け，いくらでもATMはありますが，一文無しで大連に到着してしまった場合，ここに行くといいと思います．

市内へのバスはここから乗れます．

車にひかれないように気を付けてください．

中国の法律は知りませんが，実情として道路では車優先です．

迂闊に渡ると死にます．

コツとしては，現地の人にピタッとついて渡ることです，

彼らはわたり方を心得ていますので．

大連のバスの乗り方としては，前乗り，前払い，後ろ降りです．

運賃は1元もしくは2元で，運転手横の投入口付近に何元か書いてあると思います．

おつりは出ないので，周囲の小さい個人商店みたいなところでコーラでも買って，ATMで引き出したお金をくずしておくとよいでしょう．

降りるときは押すボタンも引く紐もないですが，おもむろに立ち上がれば開けてくれます．

次のバス停が何なのかは，アナウンスを聞き取るしかないので，実質分かりません．

グーグルマップを使ってGPSで自分の位置を確認しながら，ここだと思ったら降りるしかないです．（笑）

バスの車窓から．古いワーゲンのタクシーが多いが，見たことない車もいっぱい．

大連

 とりあえずホテルにチェックインして余分な荷物を置きます．

中国人は基本的に英語が全く分かりませんので，Google翻訳を使って自分の意思を伝えました．

日本人には日本の英語教育の諸悪の根源とも言うべきカタカナ英語がありますが，そのおかげで単語レベルならかなりの人が英語分かると思います．

中国人は単語レベルでもアウトです．

がんばるしかないです．

今晩はイージアホテルというビジネスホテルに泊まります．

まあまあ，ってとこですね．

日本円換算で1泊2000円ちょっとという価格で，日本の感覚からしても特別安いとは感じない，ってくらいのレベル．

カップルで来るなら選ばないレベル．

イメージは伝わったかな？（笑）

大連は一時期ロシアが占領していて，日露戦争で日本がゲッツしたみたいです．

旧満州国でもあるので，ロシアのものや日本のものが色々残っています．

南満州鉄道本社の建物も残っていたので，行ってみました．

この他にも，中山広場を取り囲むように，歴史のありそうな建築がずらーっと並んでいます．

こういう建築はライトアップのセンスもいいです．

ライトアップバージョンもドン！

ディナー

 香百味美食公園というフードコートのようなところで食べました．

フードコートといっても，日本のようにチェーン店の塊というわけではなく，個人店（っぽい雰囲気を出している）店が大半を占めたように思います．

その割に，改装したばかりなのかとてもモダンできれいな場所でした．

みんな，目が合うか合わないかくらいのところでガンガン客引きしてきます．

まあ何言ってるのかは全く分からないのですが．

とりあえず一周して，ある店で焼き牡蠣と青島ビール，別の店で謎の麺を注文してみました．

牡蠣は単純においしそうだったから，謎の麺はおっちゃんの人柄で決めました．

若者はぼくが中国語を話せないとわかるとまあええわみたいな感じになりましたが，オッチャンオバチャンは何とかコミュニケーションをとろうと身振り手振りの嵐になります．

その姿がとても気持ちよくて，ついそのオッチャンから買ってしましました．

熱そうに食べてたら取り皿も持ってきてくれたし，とてもいいおっちゃんでした．

奥さんかな，おばちゃんもいい人でした．

小ぶりな牡蠣の上に，春雨とニンニクソースが乗り，パクチーと唐辛子がアクセントとなる．パクチーと唐辛子は減らしてもらった．牡蠣は小さいので，ほぼ春雨とニンニクソースだが，牡蠣のエキスが出ているしアクセントの主張も激しいので，結果ちょうどいいバランスでいいつまみになった．10元

太い春雨のようなぶよぶよの麺（小麦ではなさそう）で，小麦の麺に慣れている我々日本人としては，あまり味のしない麺はおいしいとは思えない．とはいえ，スープはほぼ担々麺のそれで，パクチーなど本場（？）のテイストが効いていて，おいしかった．15元

青島ビールは常温だ．日本人としては冷えてるほうがいいが，中国人になりきって現地のつまみで現地のビールを現地の飲み方で飲むってだけでおいしい．5元

中国の悪いところは，歩行者絶対優先社会ではないので，酔っぱらって千鳥足で帰ると命の保証がないところですね．

自制してしまう．

飲むならつまみを買って帰って部屋飲みだな．

なぜかNBAのロゴの入ったビール．青島ビール以外の中国のビールはまずいと聞いていたが，そんなことない，普通に飲める．常温だけどね．5元くらい．

翌日の朝ごはん用に買ったエッグタルトと栗の餡デニッシュのようなもの．各3元で両方ウマイ．栗なんて日本じゃ高級食材なのに，こんな安く買えるなんて．

中国編 0日目 いきさつと準備

いきさつ

ときは2018年3月上旬…

上司「有休とって」

ぼく「はい喜んで」

というわけで，勤め先の諸事情により，急に3月末に土日を絡めた4連休ができました．

人生で何度もない4連休，家に居るのはもったいない！

でも，友達とは休みが合わない…

ぼく「そうだ　海外，行こう」

余談ですが，「そうだ　京都へ行こう」でも「そうだ　京都　行こう」も間違いです．

「そうだ　京都，行こう」です．

テストにはでません．

行き先の選定

さて，肝心の行き先の選定です．

航空券の値段とフライト時間を考えると，やっぱりアジアですね．

ちなみに，スカイスキャナーで行き先を「すべて」として検索すると，その国に行くのに一番安い航空券の値段がいろいろな国について表示されるので，行き先を決めるのには便利です．

うーん，候補とそれぞれの理由としてはこのあたりですね．

・中国：行ったことない，中華料理，短期間で大国に上り詰めた国の空気を吸いたい

・台湾：行ったことない，中華料理，現地に友達がいる，新日国

・香港：行ったことない，中華料理，現地に友達がいる，風〇

・マレーシア：中華料理，風〇

・タイ：〇俗

ていうか，東南アジアに一人旅ないしは男だけの旅行で行くと，絶対女買うのが目的じゃん！て思いません？

ぼくは思います．

そして意外と他人の目を気にするぼくとしては，下3つはきついのです．

航空券の価格や乗り継ぎ時間，現地でしたいことなどなどを総合的に考えて…

中国は西安

 に決めました！

 今回，往路は大連で乗り継ぎなのですが，あえて乗り継ぎ時間約20時間の便を選択し，大連でも一泊することにしました．

ホテルも適当に安くて場所がよくて評価の悪くないところを適当に予約します．

今回はやたらアフレコ感あふれる白人ネーチャンのCMでおなじみ，トリバゴ経由で予約しました．

ちなみに，スカイスキャナーとトリバゴはそれぞれ，指定した条件に合った航空券とホテルを一番安く予約できるサイトに誘導してくれるサイトです．

ですので今回ぼくは，航空券はスカイスキャナー経由でGotogateから中国東方航空と中国南方航空の航空券を予約し，ホテルはトリバゴ経由でExpediaとTrip.comからそれぞれイージアホテルとハオドービジネスホテルを予約しました．

複雑ですね．（笑）

西安について

 場所はここです．

日本からの直行便もありますが，成田発着なので，ぼくの家から近いセントレアからは乗継便ですね．

西安といえば，

・昔の中国の首都で，長い歴史がある

・碁盤の目状の町並みで，京都の街並みのパクリ元

・シルクロードの起点で，イスラム圏の文化も混ざる

・秦の始皇帝の墓で，20世紀最大の発見とも言われる兵馬俑がある

・大人気漫画キングダムに出てくる咸陽もすぐそこ

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どれもかなり魅力的な響きですね～

まあ，高校時代に世界史のテストで偏差値15を叩き出した僕からすると，ひとつも知らなかったのですが．

準備

 ぼくはあまり旅行の準備をしませんが…

ひとつだけ今回の旅行のために買ったものがあります．

それがこれ

中国本土で通信できる，香港のSIMカードです．

使い始めた瞬間から7日間有効で，2GBまでの高速通信ができます．

中国本土では規制により，LINEやGoogle検索などが使えません．

ですが，このSIMカードさえあればLINEもGoogle検索も何でも使えます！

また，Wi-Fiがなくても通信できるほうがいろいろと便利なので，これは必須ですね．

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あと，今回買ったものではありませんが，海外旅行の必需品といえばこれです．

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携帯ウォシュレットです．

ぼくはウォシュレットがないと死ぬ病にかかっているので，いつも持っていきます．

特に中国はトイレ事情がよくないと聞いていたので，必須ですね．

他はもう特別なものはなく，日数分の下着と靴下などの洋服関係と，コンタクトレンズや保湿クリームなど毎日使う消耗品関係をリュックに入れて終了です．

あ，あとパスポート！

こんな感じで適当に準備して出発したら，お金関係でだいぶ苦労することになりました．